新宿伊勢丹での企画展も3回目となりました。

「時」を繫いできた歴史と技術、
「時」をかけて愛される美しく古びないものたち
一緒に「時」を共にしながら使い継いでいきたいもの
「時」と共に変化を楽しめるものなど
器を中心にセレクトしました。

長い間、光を浴びずに眠っていたものの中から新たな価値を見出すべく、デッドストック在庫や骨董もたくさんラインナップしています。

つくる、ということは地球の資源をつかうことでもあるので、既に前につくられたものの中から新たな価値を見いだす、ということもしていきたいと思っています。



この企画展が決まってから、実はだいぶいろいろと考えました。

そもそもお声がけいただいたのは、新宿伊勢丹の4階売り場のリブランディングの御相談からでした。

「なにかしてほしい。」

こんなばっくりしたオファーでしたが、今まで自らがまわってきたさまざまな土地のもの、人をしっかり根っこごとご紹介したい!と思ったのでお受けしました。



コロナ禍で状況は一変し、いま、器市場はバブル状態。

「おうち時間を豊かに」というキーワードと共に、メディアではたくさんの特集が組まれ、ファッションの店舗やライフスタイルのお店、美容院までもが器の取り扱いを始めるほど需要が高いのです。

現状を考えると、いま、わたしが企画展をする意味があるんだろうか。

流行ると手を引く天邪鬼な性格も持ち合わせているし、人気作家さんを並べて売上を上げれば、それでいいのか..........そもそも、器のセレクトショップをやりたかったわけではなく、地方を長く盛り上げるためになにかしたいと思っていたので、わたしじゃないといけない、できない理由を改めて探しました。



やっと腑に落ちたので、開催に至りました。
なので、バッタバタですw



今回の目玉は、12代柿右衛門のオブジェ。

なかなかお目にかかれないお宝なので、ギャラリーに行く感覚でぜひ足を運んでいただけたら幸いです🙏🏻